プラスチック工業技術研究会主催
 第1188回 技術講座

■成形トラブル対策の基礎と実際■
射出成形不良の根絶方策

●成形品のコストダウン対策――初心者から現場実務経験者の成形不良対処マニュアルに最適
●金型に原因する成形トラブル対策/成形不良発生の原因解明とその対策――図例解説
●成形事例における多数の図例で分かりやすく解説

概要 企業は永続しなければなりません。永続するためには企業維持をするための利益が必要です。利益とは、受注金額より安く製造することにより得られます。そのためには、生産数量との関連からする最も有利な成形条件に適する金型構造を求め、プラス利益を追求することが第一に必要ですが、それとともにムダの発生を0(ゼロ)にする努力が欠かせないことも重要です。
 ムダの最大なものが成形不良です。したがって企業を維持するためには成形不良の根絶(撲滅)は欠かせません。これを行わないと、ちょうどザルで水をすくうのと同じことで、入り口から入っても出口からどんどん出て、中には溜まらないことになります。これでは企業は存続できません。
 成形不良根絶とは、成形不良を発生させないことです。成形不良の発生原因を知っていても、不良が発生したのでは企業にとってはなんにもなりません。不良が発生してから対策を取るのでは、不良発生により生じた損失の取り返しは不可能です。成形不良の発生しないことが必要です。すなわち成形不良根絶が必要なわけです。
 射出成形において、成形不良は成形品設計、使用樹脂、成形機、金型、成形技術により発生します。金型に原因する不良は、金型発注時に対策を考えておかなければなりません。
 本講座では、成形不良の発生原因、その対策とともに、成形不良が発生しないようにするためには、どのようにしなければならないかについて、詳細を解説します。
・主要項目:成形不良発生要因/品質保証システム/成形不良の種類/成形収縮率/物性不良/形状品質不良/成形不良発生防止基本システム/金型新製時の品質確認/成形条件の決定法/成形不良発生の原因解明とその対策/成形条件と成形不良/第二原因の対策案/SN比による評価
講師:村上宗雄氏(技術コンサルタント)
開催日時 ●名古屋会場――平成18年12月7日(木)開催
●東京会場――平成19年1月18日(木)開催
会  場

●名古屋会場
名古屋国際センター(3階第2研修室)
名古屋市中村区那古野1−47−1
電話052(581)5678
JR名古屋駅より徒歩7分
地下鉄(桜通線)国際センター駅下車1分
 会場地図

●東京会場
総評会館(5階502会議室)
東京都千代田区神田駿河台3-2-11
TEL 03(3253)1771
JR御茶ノ水駅より徒歩5分、地下鉄丸の内線淡路町駅徒歩4分、千代田線新御茶ノ水駅B3徒歩0分
 会場地図
参加費 正会員(法人・個人)26,500円(テキスト、資料及び昼食代を含む)
一 般(会員外) 31,500円(テキスト、資料及び昼食代を含む)
講義内容

担 当 講 師

講  義  内  容

9時30分〜16時30分
技術コンサルタント
 村上宗雄氏
1.成形不良発生要因――成形品設計、樹脂、成形機、成形条件、金型
2.品質保証システム
(1)品質管理システム(QCシステム)――企業全員で不良根絶を目指す
(2)類似成形不良再発防止――コスト的に有利/成形作業標準書
3.成形不良の種類――物性、寸法、形状、外観、成形作動
4.寸法品質不良――特性要因図例
5.成形収縮率
(1)主要成形材料における成形収縮率
(2)成形収縮率に影響する要因
  1)キャビティ内樹脂圧 2)樹脂温度 3)スクリュー前進時間
  4)金型温度 5)冷却時間 6)成形品肉厚 7)ゲート断面積
  8)強化材含有率 9)配向性 10)収縮率のバラツキ
(3)後成形収縮(経時的寸法変化)――成形事例
  1)内部応力による寸法変化――そり、ネジレ
  2)結晶化の進行による寸法変化――成形事例
  3)温度による寸法変化――膨張、収縮
  4)湿度による寸法変化――成形事例
  5)後成形収縮の安定化――アニーリング/高温金型成形/調質処理
6.物性不良――成形事例
(1)結晶性樹脂成形品の結晶化度と強度との関係、金型温度の
   物性に及ぼす影響
(2)樹脂の乾燥条件と成形品強度、乾燥上の対策
(3)シリンダー滞留時間と物性
(4)樹脂温度、射出圧力など、成形条件と物性
(5)樹脂温度とウェルド部強度
(6)金型ゲートの成形品強度に及ぼす影響
7.形状品質不良――変形の要因を推論する
(1)肉厚の均一化 (2)リブ構造 (3)L型成形品の直角度 (4)箱型、角型成形品の内ぞり (5)円板状成形品の面ぶれ (6)成形条件による変形防止対策 (7)ギヤの真円度 (8)細長い成形品のそり
(9)ゲートサイズと変形 (10)チャンネル型成形品の内ぞり (11)円筒状成形品の内径公差 (12)金型材質の熱伝導の差による変形 (13)偏肉と変形 (14)金型温度と変形 (15)ガラス繊維入り強化樹脂成形品の変形(そり)防止対策 (16)ゲート位置とそり挙動 (17)円筒状成形品の寸法精度
8.成形不良発生防止基本システム――品質基準を明確にする/適正な金型にする/成形作業標準を決める/確実に実行する
9.金型新製時の品質確認
(1)実樹脂流動解析を求める
(2)第二原因の追求――金型製作・設計に原因するトラブル
(3)金型による外観不良現象
  1)充填不足 2)焼け 3)ウェルドライン 4)樹脂流れ中止まり現象 5)ジェッティング 6)離型不良 7)白化 8)バリ 9)スリ傷 10)銀条 11)フローマーク 12)あばた、小じわ 13)透明度不良、光沢不良
(4)金型による成形不良現象
  1)成形品肉厚の不均一
  2)金型温度の不均一
  3)樹脂流動方向による収縮率の異方性
(5)金型による寸法不良現象
  1)金型の寸法品質の評価
  2)所要寸法品質維持のための留意事項
  3)寸法測定上の注意事項
10.成形条件の決定法
 金型温度/射出圧力/射出速度/樹脂温度/スクリュー回転数/計量ストローク/ゲートサイズ/成形条件の安定性と調整性
11.成形不良発生の原因解明とその対策
(1)成形不良の発生要因の解明――要因解説とその原因の解明
  1)充填不良(ショートショット) 2)バリの発生 3)フローマーク 4)ジェッティング 5)銀条(シルバーストリーク) 6)ウェルドライン 7)焼け 8)黒条痕 9)ヒケ 10)気泡(バブル)、空洞(ボイド) 11)透明度不良、曇り 12)光沢の不良 13)変色 14)ゲート近辺の曇り 15)ゲート近辺のしわ 16)あばた、小じわ 17)割れ 18)型離れ不良、スプルー離型不良 19)離型時の破損または割れ 20)クレイジング、白化 21)剥離 22)スティッキング 23)色むら 24)そり、ヒネレ 25)寸法のバラツキ 26)成形品の強度不足 27)再生材料の白化および脆化 28)偏肉 29)はなたれ
12.成形条件と成形不良
(1)金型新製時における成形条件と成形不良
(2)連続生産になってからの成形条件と成形不良
  1)不良発生状況の種類
  2)不良現象発生種類
(3)寸法品質
(4)変形
(5)外観品質
  1)異物
  2)充填が完全でない
  3)バリが発生する
  4)ゲートを中心に年輪状縞模様が発生する
  5)銀色のすじが発生する
  6)エアを巻き込んでいる
  7)ウェルドラインが限度見本を満足しない
  8)焼けが発生する
  9)黒条痕が発生する
  10)ひけが限度見本を満足しない
  11)気泡(バブル)が発生する
  12)曇りが発生する
  13)変色
  14)色品質が限度見本を満足しない(色むら)
  15)剥離
(6)第二原因の追求
13.第二原因の対策案――第二原因を除去するにはどうすべきかを追求する
(1)粉砕工程の作業基準(例)
(2)第二原因の対策案作成方式
14.SN比手法(タグチメソッド)による評価
(1)平均値の傾向とバラツキを見る場合
(2)0を目標とし、誤差にプラス、マイナスのある場合――そりなど
(3)望大特性(大きければ大きいほどよい特性)の場合
(4)望小特性(目標値が0の特性)の場合
 直交配列表
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◆ ネット申し込み
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主催:プラスチック工業技術研究会
東京都文京区本郷4−12−16−402
TEL03(3815)5715/FAX03(3818)6809
plakougiken@m2.pbc.ne.jp

 

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