|
| 第1251回 プラスチック工業技術研究会主催 技術講座 |
|
◆射出成形不良解析例を通じて成形技術をわかりやすく解説◆
射出成形不良の原因と対策
――射出成形不良その技能と技術――
成形不良の根本原因、製品から金型設計、成形技術まで
成形現場での成形不良の解決手法/図説・事例解説を中心に紹介
●射出成形不良の原因には、射出成形について配慮されていない製品設計自体から発生するものがある。不良を事前に予測した製品設計が重要。
●やむをえない製品設計の場合、金型構造、金型設計は、成形不良を予測して対策案を織り込んでおくことが重要。
●製品設計でも金型構造、設計でも対策できないものは、成形条件の対策でなしうるような案を考えておくことも重要。
●現場での成形不良も、成形不良原因を考えながら条件調整や金型の緊急対処を行うことで問題を解決できるものがある。現場成形対策についてノウハウをまじえて解説する。
●これら射出成形に必要な基礎的な技術・理論解説をわかりやすい図をまじえて説明を行い、中堅技術者に必要な応用技術・技能の向上を目指すものである。
●成形不良対策のために、不必要な多くの金型改造を行っていることがある。
|
|
| 概要 |
■製品設計問題によるそり、変形、ひけは事前に予知すべきである
■金型加工の成形収縮率の決め方は?成形条件でも調整できる?
■わかっているつもりでも、基礎的なところが本当に理解できていないために対策できない成形不良がある。
■射出工程と保圧工程。速度と圧力。この基本を理解していないために、条件調整を間違えていることが多い。
■実際の不良対策時、留意すべきことは。機械や金型キャビティ内で何が発生しているのかであり、成形条件を操作するときも常にこれを考えながら行うことが大切である。
講師:有方 広洋氏(技術士・特級技能士)
|
| 会場 |
●東京会場――平成20年8月22日(金)開催
総評会館(5階502会議室)東京都千代田区神田駿河台3-2-11
TEL03(3253)1771 会場地図 |
●名古屋会場――平成20年8月29日(金)開催
(財)名古屋国際センター(4階第3研修室)
名古屋市中村区那古野1−47−1
電話052(581)5678
JR名古屋駅より徒歩7分
地下鉄(桜通線)国際センター駅下車1分会場地図 |
| 参加費 |
正会員(法人・個人)28,200円(テキスト、資料及び昼食代を含む)
一 般(会員外) 33,200円(テキスト、資料及び昼食代を含む) |
| 担当講師 |
講義内容 |
技術士・特級技能士
有方広洋氏
●講師プロフィル
大手機械メーカーにて射出成形機の設計・開発と成形技術・研究開発に従事(副部長)。
その後、大手成形メーカーの射出成形工場管理責任者として出向、成形技術開発、現場改善を行う。また内外の成形技術指導、技能検定委員を通じて技能士の育成とモールダー支援を行う。
現在、外資系樹脂部品会社にて国内外の技術教育と成形技術指導中。
源流から現場までを繋いで革新的な改善を実施。
技術士(化学部門、高分子製品)/特級プラスチック成形技能士
使用テキスト
有方広洋著『射出成形加工の不良対策』(日刊工業新聞社刊、A5判、2,940円、240頁)を主テキストに使用。さらに追補資料で補足。成形現場ですぐ役立つよう具体的な事例、図例中心に解説。
|
T.射出成形技術の基本
1. 射出成形の基本事項
(1)射出成形の概要
射出成形の各工程(型開閉、射出保圧、冷却、可塑化、突き出し、中間時間、複合動作など)、金型の動きと、樹脂の挙動、そのバランス
(2)視点を変えた射出成形
金型内溶融樹脂の挙動、スキン層と流動層、成形不良と機械 他
2.射出成形機
(1)射出装置
射出工程とは何か。保圧工程とは何か。遷移工程とは?
間違えやすい速度と圧力の関係。射出圧力、射出速度、保圧、保圧速度、
射出速度と成形品表面不良の関係
(2)可塑化装置
スクリューとその役割、供給部、圧縮部、計量部の構造と実際の樹脂挙動、
背圧と可塑化状況、スクリュー回転数と可塑化状況、混合と混練、各種スクリューとその特性、スクリュー設計とスクリュー性能、スクリューの最大性能を引き出すには、可塑化装置が関係する成形不良
――図例解説/具体的な対応策/高品質成形、安定成形対応
3.樹脂
射出成形不良に関係する物性とその知識
(1) 粘度とは
温度と粘度、せん断速度とは、せん断速度と粘度、溶融樹脂の粘度曲線、MFRと粘度の違い、ビンガム流体、見掛けの粘度、真の粘度
(2) PvT
比容積、PvT線図と射出成形の関係、成形収縮率とPvT線図
(3) クリープと応力緩和
クリープ、応力緩和と矯正の問題点
U.成形技術と成形不良対策
成形不良対策は、一般に言われているものとは正反対の対策案もある
1.バリ――その発生原因と対策(事例)/図例解説/具体的な対応策
バリの対策は、型締め力を高くしたり、樹脂温度を低くしたりするなどとは、全く反対の対策方法もある。バリの発生原因を深く観察することが大切である。
2. ショートショット――その発生原因と対策(事例)/図例解説
通常は、射出速度を速くすることが対策方法であるが、射出速度を遅くして直すショートショット対策もある。
3. ヒケとボイドの発生原因と対策(事例)/図例解説/具体的な対応策
ヒケもボイドも収縮が問題。収縮をボイドにするか、ヒケにするかの選択で不良対策することもある。保圧を低くして防ぐボイドもある。
(1)成形条件(金型温度、射出速度)によるヒケ防止策
(2)多段保圧による充填とヒケ防止策
(3)ゲート近くに発生するヒケ防止策
(4)ヒケと間違いやすい現象/肉厚成形品のヒケ、ボイド対策
4. ウエルドラインの発生原因と対策(事例)
――図例解説/具体的な対応例
ウエルドラインのいろいろ/ウエルドラインの位置の変更による対策/消すことのできるウエルドライン、消えないウエルドライン/ウエルドラインと繊維配向/微粒子添加樹脂のウエルドラインと強度
5. そり/変形の発生原因と対策――図例解説/具体的な対応策
そり、変形の原因を探す方法、いろいろな対策例
そり、変形は厄介な成形不良?
(1)金型温度の違い、肉厚差など収縮率の違いが原因するそり
(2)円盤状、箱状成形品の内部応力によるそり具体的な解決法(事例)
(3)配向によるそり/突出しなど外力によるそり、変形など
6. 糸引きの原因と対策――図例解説/具体的な対応策
案外高い糸引きによる不良率、現実に現場で厄介な対策の糸引き、いろいろな糸引き原因とその対策方法
7. フローマークの発生原因と対策(事例)/図例解説/具体的な対応策
フローマークのいろいろを理解する
(1)充填速度の低下によるもの
(2)ヘジテーションによるもの
(3)スキン層の破れによるもの/それぞれの原因による対処方法(事例)
(4)高速射出で対策するフローマーク、低速射出で対策するフローマーク
8. 異物、黒点、汚れ――その発生原因と対策/具体的な対応策
意外と身近に原因がある異物不良
射出成形工程での異物混入/溶融樹脂のフローパターンと異物、黒点、汚れ/成形品内部異物/成形品表面異物/異物の検出と判別能力――対応策
9. 成形品の寸法不良――具体的な対応策
(1) 寸法の絶対値
収縮率の深い関係のある寸法、収縮率の基本を考える、圧力と収縮率、配向と収縮率、温度、射出速度と収縮率
(2)キャビティ間の寸法バラツキ――ランナバランス、ゲートシールタイミングのバラツキ、溶融樹脂の不均一など
(3)ショット間の寸法変動 (4)成形立ち上がり時の寸法バラツキ
・・工程能力を高める成形条件とは
10. 銀条(シルバー)、黒状(ブラックストリーク)、焼けの発生原因と対策
――図例解説/具体的な対応策
(1)シルバー発生場所が不定の場合――樹脂の乾燥不足、エア・ガスの巻き込み、離型剤が原因する場所など/対応技術
(2)シルバー発生場所が一定の場合の対応技術
(3) 黒条と焼けの違いとその対策
11. 色替え、材料替え不良とその対応策――図例解説/具体的な対応策
(1)溶融樹脂滞留と色替え (2)色替え、材料替えと成形条件
(3)強固な付着物の除去 (4)ベントスクリュの色替え、材料替え
――具体的な対処方法
12. ジェッティングの発生原因と対策――図例解説
(1)成形条件による対策――射出速度、樹脂温度、金型温度など
(2)金型設計上の対策――ゲート位置、ゲート径など
13. シボ、ヘアラインの転写不良――その原因と対策/図例解説
(1)シボの未充填と転写性向上のための成形技術
(2)ヘアラインの転写性不良と対策――成形上の対応/金型設計上の問題
14. 光沢不良の原因と対策――成形上の対応技術/図例解説
(1)部分的な光沢不良 (2)全面的な光沢不良
15. 色むら――着色剤の分散不良、結晶化の違いによる色むら/対応技術など
V.成形の効率化とコストダウン
1.ハイサイクル成形――基本的な成形サイクルとその短縮方法
(1)成形サイクルの短縮方法、無駄時間の調査、主たる成形条件の変更
(2)品質変動がある場合の短縮方法
(3)複合動作、機械改造によるサイクル短縮
(4)事前に計画するハイサイクル成形
2. 射出成形機の選定ポイント
射出成形機を選択する場合の基準/射出成形機の性能と基準特性
理想的な射出成形機と理想的でない射出成形機
射出成形機の設計方針と仕様、製造現場に与える影響
(a)射出圧力(P) (b)射出速度(S) (c)可塑化能力
(d)消費電力 (e)機械剛性 (f)操作性(Man-Machine対応)
(g)成形サイクル (h)メンテナンス
*本講座は実際の成形現場での対策方法を解説するため、企業によってはお断りする場合があります。ご了承下さい。
|
| 申込方法 |
ネット/FAXにて受け付けております。
◆ ネット申し込み
こちらに必要事項をご記入の上、送信ボタンを押してください。おって申し込み確認のご連絡をいたします。
◆ FAX
こちらからFAX用紙をダウンロードして必要事項を記入の上、当研究会へお送りください。
主催:プラスチック工業技術研究会
東京都文京区本郷4−12−16−402
TEL03(3815)5715/FAX03(3818)6809
plakougiken@grace.ocn.ne.jp
|
| セミナー案内へ戻る |
|
| TOPへ戻る |
|