第1252回 プラスチック工業技術研究会主催 技術講座
■実務経験者(中堅技術者・技能者)のための実用講座■
  −成形の勘どころを解き明かす!−
ONE SHOTの解射出成形技術の基礎と実際
――“
成形考学”の実技

「成形の考え方」を中心とした失敗しない成形技術のヒント
●ワンショットごとに成形品は生まれる/ワンショットで良品を作るコツ、決め手
●樹脂を知り、金型を知り、成形機を知り、成形プロセスを知る(ブラックボックス=盲点を考える)ことにより“ガスを制し成形を極める”/見方・考え方/成形事例
●成形技術、成形挙動、成形不具合の原因究明をイラスト解説により理解度大幅アップ
●教科書(実用書)に書かれていないオリジナル内容で、射出成形についての“再考”“ヒント”となる内容を解説
概要  鉄の中で溶け、流れ、固まる樹脂はブラックボックスの中でどんな動きをしているのだろう。無理に押し込めようとすれば人間は反発し、樹脂だってストレスが溜まるのではないか。1kgの材料から1kgの製品を作り出すためには、また1gの製品を1Wで作るために必要なこととは一体何なのだろう。可塑化された樹脂が金型内に充填していく。シリンダ内に溜められていた樹脂は一体どの部分に充填されていくのだろうか。成形不良が製品の一部に集中する場合やゲートから等間隔の位置に発生する場合などは原因が金型側にだけあるとは限らない。成形機のシリンダ側にある場合もある。そんな時、製品の不良発生部がシリンダのどの部分に相当するのかが分かれば原因の追究がしやすくなるはずだ (山田) 。
 成形技術を正しく理解するための知識を、実際の成形事例をもとにイラストを活用して極めて分かりやすく解説。“あ!そういうことだったのか”“やはり思い込みは正しかったor間違いだった”といった、「目から鱗が落ちるような講義内容」となります。
 なお、講義内容は参加者により変わる場合がありますので、ご了承願います。
講師:山田 智也氏(インテック研究所)

会場 ●名古屋会場――平成20年8月27日(金)開催
(財)名古屋国際センター(3階第1研修室)
名古屋市中村区那古野1−47−1
電話052(581)5678
JR名古屋駅より徒歩7分
地下鉄(桜通線)国際センター駅下車1分
会場地図
●東京会場――平成20年9月12日(金)開催
総評会館(5階502会議室)東京都千代田区神田駿河台3-2-11
TEL03(3253)1771
JR御茶ノ水駅より徒歩4分、地下鉄丸の内線淡路町駅徒歩4分、千代田線新御茶ノ水駅B3徒歩0分 
会場地図
参加費 正会員(法人・個人)28,700円(テキスト、資料及び昼食代を含む)
一 般(会員外) 33,700円(テキスト、資料及び昼食代を含む)
担当講師 講義内容
インテック研究所 所長
 山田智也氏










講師プロフィル
スター精密(株)にて金型設計、自動機製作に携わり、独立後インテック研究所設立。超精密成形技術の研究開発、成形を行いながら技術コンサルタントとして活躍、多くの企業を技術指導・支援。

T.概 要
1.成形とは
2.樹脂の流れ方――水の流れ方と違う/基本中の基本
3.成形について――不具合は樹脂の溶かされ方、流され方、固められ方の中に原因が潜んでいる
4.収縮――目には見えないと思っていても視点を変えると見えてくることもある/収縮の現象とメカニズムを理解する/膨張⇒収縮(膨らむ量を押える“技”を工夫する)
5.比重――膨らむ量の目安が溶融比重
6.スキン層について――成形不良の多くはスキン層の育成厚みの差により発生

U.成形機、周辺機器編
1.動作確認――音による不具合予知/勘を働かせればリズムが分かる
2.集中注油について――1カ所でも油漏れしていると他の部分に給油されない
3.ノック棒(位置、高さ)――エジェクタロッドの位置や高さの不備は金型を破損
4.ノズルタッチについて――シリンダ側と金型側の温度差200℃でも安定成形実現するには
5.なぜ乾燥するの――樹脂に熱を加えると軟化する、すると…/乾燥時間は
6.乾燥機の容量――成形品にはどの位の乾燥機の容量が必要か
7.風量――乾燥機の風量が変化すると、なぜ送風温度が変化するか、その原因は
8.触れる――乾燥機、温調機などで単純なミスによるトラブルを未然に防げる
9.水圧――温調機を使用中に設定温度より温度が上がってしまい、下がらずに困ったことはないか/水が流れているかどうかを判断

V.金 型 編
1.防錆剤――防錆剤にも厚みがある/汚れの正体を探る/防錆剤を使用しない工場?!
2.金型の汚れ(ガス)――密室で生まれる臭いの行方は…/デポジット(汚れ)は転写が悪くなり、外観不良が発生
3.スプルー取られ――自動成形はストップ!/金型不備、メンテナンス不備、成形条件
4.E.P部の白化について――原因と状況を明確にし、金型修正指示を
5.ガス抜きピンの設置――ガスの溜まる位置を意識的に固定する/ガス抜きの方法を見直す
6.注油――油切れの金型はカジリを待つばかり/金型メンテの際どこへ油を塗布するか
7.当たり(突き当て量)――打てば打つほど不具合が出てくる金型は当たりか外れか
8.メンテナンス――洗浄剤の塗布、黒ずみの除去
9.スプリング――スプリングはその縮み寸法により反発力が変化し、耐久回数が変化する

W.成形条件編
1.成形条件について――安定成形を妨げる要因(成形機、金型、材料、付帯設備など)/数値管理が重要
2.射出圧力――速度による不具合を見極める/射出圧力を下げ、成形品の重量と一次圧時間を測定する
3.射出時間――保圧1秒と5秒とでは射出時間が同一か/一次圧時間を安定させる
4.射出速度――サイクルを1秒変更しただけで膨大な無駄が発生
5.クッション量――クッション量の変化は、不具合の予測や不具合発生時の原因究明のポイント
6.ショートパターン――機械はピタリと止まるが中の液体は…樹脂は急に止まれない/不具合の原因究明や予測
7.計量――トライに当たり条件設定は? @勘、A以前の似た成形品、B製品図面から想定面積算出し計量値を出す、Cショートサンプル取りから
8.型締力――鉄は強固だが成形で用いる力はもっと強固だ/型締力に対する金型に必要な受け面積
9.適正型締圧力――何に対して適正か?/射出圧力/金型の開きを見る
10.限界狙いの安定成形――よい条件のためには意識的にコントロールする技術が不可欠

X.成形不良対策編
1.キズ?――不具合の名称は統一されているか/ウェルドライン、シルバー、型キズ、異物付着、当てキズ
2.ゴミのリサイクル(再利用)――再利用ランナーの異物チェックをしているか
3.無理なんだい――ゲートカット不良(ニッパの種類)
4.観る――良品、不良品をよく観ることは
5.悪いのは誰?――なぜバリが発生するのか/金型温度・破損、成形品形状、成形条件などのデータを集め、原因分析、対策
6.金型と成形機、どちらが正しい?――成形機と金型のどちらを修正?/判決を下すのは誰なのだろう
7.金型の汚れ――転写性、外観不良に影響
8.ガス抜き(PLから)――ガス抜きを設けた部分にバリが発生する場合は/PL面にデポジットが多量に付着する場合は/ガス抜き方法の効果
9.エア抜き――ガス分を抜く/ガス分を溜めなくする
10.パージ――シリンダ内の樹脂を排出時にどんなところを見るか
11.シルバー――排出樹脂内の気泡、水分、ガス分、揮発分
12.鼻タレについて――ノズルタッチの潰れ、充填障害
13.糸ヒキ――糸ヒキに有効なノズルは/成形機と金型の接合部分で起こる不具合に対する工夫は
14.収縮――変形やソリ、ヒケのもととなる
15.変形――収縮差によるもの/外部からの力によるもの/成形品をじっくり観察する
16.湯じわ――樹脂はどんな流れ方をすると波紋状のしわができるのか(ゲー ト部、末端部、厚肉部)
17.吹き飛ばされるカス――「ガス分は樹脂より先行して流れる」、ガスの正体を知る

Y.コストダウン編
1.サイクル時間の重要性――成形の1秒は血の一滴
2.コストダウン――要求者は誰か/地球環境、エコロジーへの対応も
3.予熱――暖機運転の必要性
4.湯道(ランナー)――成形工場の技術力はスプルー、ランナーで分かる
5.工程不良

申込方法 ネット/FAXにて受け付けております。
◆ ネット申し込み
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主催:プラスチック工業技術研究会
東京都文京区本郷4−12−16−402
TEL03(3815)5715/FAX03(3818)6809
plakougiken@grace.ocn.ne.jp

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