第1491回 プラ工技研技術講座(会員の皆様へ)
 

高生産・高品質成形品のための
ホットランナーの基礎と実践――適用事例を中心に

 

●内外における最新技術の動向/内外の各展示会出展から
●システム設計/金型設計の留意点を実用本位に解説
●導入に当たっての技術課題と対策/適正装置の選び方・使い方/応用展開/豊富な最新システム紹介

*最新ホットランナーシステムの機能と特徴を内外の各展示会における注目技術、新製品を交えて解説。高品質成形、薄肉・安定成形、ハイサイクル成形、エンプラ精密成形への適用と成形効果、高精度・高生産性への応用展開、応用事例、今後の技術展開などすべてが分かる。

 

  • 開催日時 平成30年4月12日(木) 10時30分 ~ 16時30分    
  • 会 場 きゅりあん (4階 第2特別講習室) 東京都品川区東大井5-18-1 >> 地図
  • 参 加 費 正会員(個人・法人)29,300円     一  般(会員外)34,300円(いずれもテキスト、資料及び昼食代を含む)

 

■ 講師および講義内容 

 

担当講師

平成30年4月12日(木) 10時30分 ~ 16時00分

金型ホットランナー アドバイザー  岡 村 功氏

●講師プロフィル

帝人㈱プラスチック研究所を経てモールド・マスターズ㈱設立、代表取締役就任。
退任後Mold-Masters Ltd.のアドバイザー。 現在、金型ホットランナーアドバイザーとして、ホットランナーの普及に尽力、活躍中。

 

講義内容

 

Ⅰ.ホットランナー金型の最適設計

――システム選定から構造設計まで、的確な金型設計を行うための留意点を中心に

1. システム選定――ホットノズル部を主体に各社システムの特徴と効果的な活用/留意点

 (1) ホットランナーシステムの分類
   1)加熱方式(内部・外部加熱/直接・間接加熱)
   2)ゲートシール方式(オープンゲート/バルブゲート)
 (2) 市販ホットランナーシステムの概要――
   1)総合システムメーカー
   2)専門システムメーカー
 (3) 何を重視して選ぶのか(オールマイティーなシステムは無い)
   1)経済性、市場性、メンテナンス対応
   2)技術――樹脂との適性/熱膨張対応/温度制御/断熱構造

2.構造設計――設計における基本的考え方

 (1) プレート設計――高剛性構造と精度維持/冷却回路の重要性
 (2) マニホールド――樹脂温の安定/圧力損失を小さくする
  1)レイアウト設計の基本――多数個取り/二層構造への対応技術
  2)流路径――圧力損失・滞留時間
  3)マニホールド形状――ヒーターの種類(カートリッジヒーター/シーズヒーター)
  4)マニホールドの固定方法――固定側受け板へのボルト締め/固定側受け板と固定側取付け板との間の予圧受け――熱膨張計算の把握
  5)マニホールドの位置決め――断熱/熱膨張対応
 (3) スプルーブッシュ――マニホールドへの取り付け:Rノズルタイプ/シリンダーノズル対応タイプ

3.熱設計――ヒーターの熱計算/センサーの取付け/配線処理

 

Ⅱ.高生産性・省エネルギーのためのホットランナー成形

1.ホットランナー成形の概要

(1)ホットランナー流路の構成――開発と発展
断熱ランナーとスプルーブッシュの組合せ/断熱ランナーと加熱スプルーの組合せ/インシュレートランナーのピンポイントタイプノズル/スプリング式バルブゲート/内部加熱ヒーター付コールドマニホールド/マニホールドによる金型システム/角度付きマニホールドによる傾斜面ゲートのバルブゲートシステム等
(2)ホットランナーのトラブル事例とその対策――解決方法/失敗しないホットランナーの選び方
樹脂漏れ/ヒーターの断線/ゲート部の糸引きと樹脂塞がり/材料焼け/ゲート間のシール特性バラツキ

2.ホットランナーの種類、使用法

(1)成形原理によるゲートシール方法――オープンゲート方式/ホットエッジゲート方式/ゲート加熱冷却によるシール(熱的バランスによる方式):小物多数個取適用事例/バルブゲート方式:精密成形・高速成形、PETプリフォーム・自動車外装超大型成形品など適用事例
(2)加熱方法――低電圧・高周波・ヒートパイプ(部材:バンドヒーター、電磁誘導など)

3.主なホットランナーシステムの最新技術動向

――適用事例/設計上の留意点/成形材料とゲート選定等

4.ホットランナー使用上の留意点

(1)マニホールドの加熱と放熱  
(2)マニホールドの固定方法――成形品品質の向上
(3)熱膨張とゲート位置  
(4)マニホールドの予圧受け保持方式  
(5)マニホールドの固定

5.耐熱性プラスチック、エンジニアリングプラスチックへの適用とメリット

――ホットランナー成形の留意点:溶融温度/溶融時の粘度と温度依存性/結晶性・非結晶性/熱伝導率と比熱

6.フィラーなど高充填樹脂へのホットランナーの適用と留意点

7.ホットランナー成形の利点

――自動化・無人化/生産の安定化/コストダウン/外観向上/光学特性向上/大型薄肉化
(1)高速成形とホットランナーシステム――成形サイクル短縮化実例
(2)ホットランナーによる精密成形――収縮率のバラツキ小さく、低圧射出成形により物性向上

8.ホットランナー成形によるコストダウンと省エネルギー成形

9.特殊成形への応用

(1) スタックモールドへの応用
(2) ガスアシスト成形、発泡成形への応用
(3) 射出圧縮成形への応用
(4) 多色射出成形への応用
(5) PETボトルプリフォーム用ホットランナー
(6)シーケンス制御成形――大型成形品のウェルドライン対策/成形事例

10.多品種少量生産への対応――今後の応用展開

11.内外の展示会にみる主なホットランナー事例